第 4回 『インストールの為の準備』
最近良く聞かれるのが、「どのLinuxを入れたら良いのですか??」とか「初心者にはどれが良いですか?」です。

まず最初にお断りしますが御返事の内容は僕個人的な意見で他のLinuxユーザーとは、全く違うかもしれないのでそれをご理解いただいたということで、御返事します。

本来いくらフリーで雑誌のおまけにlinuxが付いているといっても最初は投資が必要です。本を色々読んだり、Linux紹介のホームページを探したり、また各地にあるLinuxのユーザーグループに参加したり、各メーリングリストを読んだり、それなりの労力と根性とお金が必要です。

僕自身最初はインストールする以前の問題でインストールしているwin95を消さずにfipsでパティーション割をするまで何度途中でやめたかわかりません。(fipsを最近また使いましたがやっぱりちょっと怖いですね)

僕が始めてLinuxをインストールしたのは主流がslsからslackwareへ変わるころでした。niftyのBBSで調べたり、本を調べたり、まだ今みたいに情報が氾濫して無かったからかえって良かったかもしれませんが結構大変でした。

何回も失敗してやっとインストールが出来た!といってもX-windowはまだ先の話。漢字変換なんて先の先と言う感じで今みたいに簡単(本当に簡単になってますよ!)KDEとかGnomeとかですぐ楽しめるもんじゃなかったです。

毎月雑誌を何冊か買い、ひとつの情報が欲しいが為にまた本を買い、始まったばかりのインターネットをするために東京まで福岡からダイアルアップで電話をかけ、今考えたらすごい投資です。僕もそれなりにはまだなってませんがお金と時間はかけてきたと思っています。ちょっと話がそれてきましたが、まあそれなりに覚悟してかかってくださいと言うことです。

ではLinuxはどれが良いかと言う質問ですが
簡単に言うとそのPCに無理なくインストール出来るもの??です。
??と思うかもしれませんが、PCに色々インストールして見ましたがディストロビュージョンとバージョンによっていとも簡単にインストールできたり出来なかったりするんです!同じようなハードウエアーでも、PCのメーカ違いでもありえるのです。ですからこのメーカだから大丈夫と言うことはありえないし、最新のPCにインストールするのは特に難しい事が有ります。

最近各PCメーカーがLinuxのインストールするための情報をWebで公開しているので僕も助かってます。とにかく色んな雑誌にlinuxが付いているので色々インストールしてみてください。うまくいったらwindowsをインストールするより簡単だったり、起動途中で止まってインストールどころじゃ無かったりとするはずです。それであなたが入れたいlinuxを決めた方が良いかと思います。
インストールをしてから次に使いやすさを考えた方が良いでしょうね。

最近まで僕が愛用していたDEC UrtraHi Note P100は中古で買った当時はcalderaがいとも簡単にインストール出来て愛用してました。その他のlinuxは結構大変でしたが、最近インストールし直したのはKondara1,.2でした、でもCalderaほど簡単じゃ無かったです。

現在KHCで販売しているyukiponyのベースで使っているHitachiフローラ P100はLANカードをさしてインストールするとセカンダリー側につないだCD-ROMの初期化中にお亡くなりになります。ですからそういう場合はプライマリー側のスレーブにCD-ROMを付けると言うことで回避すればいとも簡単にインストール出来ます。

もうひとつのyukiponyで使ってるP120の丸フローラは何故かredhat系のLinuxはインストール途中にanakonndaナンタラカンタラのエラーで止まってしまいます。このPCにはターボリナックスが簡単にインストール出来ます。

上記の三つの例の通り、インストールと言う事を見てもどのLinuxが良いかとは判断しにくいのです。どれも絶対インストールできないと言うことは殆ど無いのですが、それをするためにかける時間がもったいないので、僕はそこまではして無いだけです。だからこのLinuxをどうしても入れたいと言うのならそれなりに自分で調べなさい!と言うしかないのです。

まあ、色々厳しい事を書いてますが、楽しみながらやればそれが人から見れば苦労してるなと見えても自分は楽しみながらやっているので、『好きこそものの上手なれ』の世界です!

最後にNEC製のPCですが PC9801and9821系はNEC独自の仕様になってまして98NX系はDOS/Vと同じ(NECは発売当時は違うと言ってました)です。9801・21にはPlamoLinuxがサポートしてるので、Linuxを体験することが出来ます。(僕自身はX-windowの所で休憩??してます)やはりWebで検索かけてみるのが一番でしょうね。

そういえば最近インストールを細かく説明した雑誌が少ないように思われます。確かに以前より簡単になったのは確かですがあまりにも簡単な説明すぎて初心者の人には難しいかもしれませんね。まず本屋さんでインストールの仕方が自分にとってわかり易いと思う本を何冊か買っ
てください。RedHat系だったら殆ど同じような画面なので参考になるはずです。

僕らがlinuxを始めだ時はまだDOSやOS-9やCPMとか使っていたのでコマンドを使わなければ何も出来なかったのですが、最近パソコンを始めた方はwindowsからスタートしておられる方が多いのでコマンド一つ一つから覚えなくちゃいけないので大変でしょうが、とにかく始めの一歩を踏み出すためにも、地盤を固めるために色々トライしてください。

Linuxはどんどん進化してます。最先端について行くのは大変ですが現状ではまだまだ夢を見させてくれるOSだと僕は思ってます。難しいと思いながら始めると頭がガチガチになり難しくなります。が、何とかなると思いながら始めれば結構何とかなります。
発想の転換(頭の切り替え)をすれば、結構うまく行くと思います。
 まず最初に「皆さんごめんなさい!!」

先月ダラケてhimeに催促されながらもyukiponの記事を書かなかったのです。

最近himeが「yukiponのページも見ている人がおるとよ」(博多弁)と言いながら僕のページに
カウンターをつけてくれました。
おおっ!!増えてる!!やっぱ何か書かないかんなと言う気分になりやっと書く覚悟をしました。

今回は前回と打って変わってと思っていたのですが続きををして最後に脱線をしたいと思います。 


本題
最近のディストリビューションってCD-ROMからブート出来て便利ですよね。

僕もCDでブートできるPCは、そればっかりです、じゃFDブートしか出来ないPCは、ブートイメージから
FDに書き込まなければいけないですよね、windowsで使う場合dosのコマンドで「rawrite.exe」と言うコマンドで書き込みます。

めんどくさい方はhttp://uranus.it.swin.edu.au/~jn/linux/rawwrite.htmへwin版rawriteを御使用ください書き込みは遅いけど操作は簡単ですこれが有ればいちいちDOSに入らなくてもOKですよ!!

    ところであなたは、どのディストリビューションに決められました???
  各FDブートイメージは CD-ROMの imagesの中に有ります。
  作成枚数とか色々有るのでその件に付いては書くディストリビューションの
  説明をお読みください。

ココで最初の難関をクリアーですね。(たいしたこと無いって??)
次は自分のPCの内容を把握すべく資料集めです。
現段階のLinuxでは結構チップセットがサポートしていますが、やっぱりVideoカードとかLANカードサウンドカードなどは各チップのメーカ(cardの会社名も)・チップの型番・出来ればwindows上で IRQ IOPortAddress DMAの内容も控えた方がより安全です。
PnP機能が付いたPCIカードはかなり自動で認識しますが慣れるまで「慣れたとしても」先に調べた方が安心出来ます。

Linuxインストール資料
 

CPU        
メモリー        
ハードディスク1 メーカー 型番 容量 インターフェース
(IDE SCSI)
ハードディスク2 メーカー 型番 容量 インターフェース
(IDE SCSI)
ハードディスク3 メーカー 型番 容量 インターフェース
(IDE SCSI)
CD-ROM メーカー 型番 容量 インターフェース
(IDE SCSI)
CD-R/W メーカー 型番 容量 インターフェース
(IDE SCSI)
DVD-ROM メーカー 型番 容量 インターフェース
(IDE SCSI)
メインボードの
チップセット
メーカー 種類    
Videoカード メーカー チップのメーカー IRQ ポートアドレス
  ビデオメモリ ポートアドレス     
  解像度 色数    
  解像度 色数    
  解像度 色数    
  解像度 色数    
Lanカード メーカー チップのメーカー IRQ ポートアドレス
Soundカード メーカー チップのメーカー IRQ  ポートアドレス
DMA      
キーボード タイプ  接続    
マウス タイプ ボタンの数 接続  
モニター メーカー 型番 水平周波数範囲 垂直周波数範囲
  最大解像度      
その他1        
その他2        
その他3      
その他4        

※ KHCでは使わないポートはdisableするので使わないシリアルポート等はBIOS状でdisableしてください。(したくない人はしなくても結構です)あくまでもKHC的な考え方ですから

よし!これで準備はOK
後は次回にします(今月中には書きますよ!)

※脱線!!
本当は先月は脱線の記事を書くことを予定してたのですがダラケテしまって・・・
では、KHCでCD?ROMが付いていないノートPCにどうやってインストールしているか言う話です。
僕が書いているからきっと安易な方法をと思っているでしょう!
そうですココでもLinuxが活躍しているのです!!
LinuxはDOSのディスクもマウントすることが出来ますそれとPlamoLiux1.4のPCMCIAブートディスクは
一枚でPCMCIAが使える状態になりAdaptecのSlimSCSIはそのブートディスクでサポートされています
最近のPlamoは2枚組になっています。(もしかしたら他のディストリビューションでもあるかもね)
一枚でブートするのか便利なんですよ?!
 

御用意するものは
先ほど紹介の rawrite.exe又は rawritewin.exeとPlamoLinux1.4のPCMCIAブートディスクです
書くアドレスでダウンロードしてください
PlamoLinux DOS/V用 ftp://ftp.linet.gr.jp/pub/Plamo/Plamo-1.4.x/AT/Install/PCMCIA/bootdsk
RariteWin    http://uranus.it.swin.edu.au/~jn/linux/rawwritewin-0.4.zip
アダプテックPCMCIA SCSIcard SlimSCSI(1460)
外付けSCSI CD?ROMドライブ

DOS又はwindowsインストール用FDディスク

* まず最初にDOSでノートPCのハードディスクをFDISK and FORMATします

* 一旦電源を落として先ほど用意したPlamoLinux1.4 PCMCIAサポートしたブートディスクを
  いれて PCMCIA SCSIカードと外付けCD-ROMドライブを順番に接続します

* 電源を入れてLinuxが起動してlogin画面が出ます
  rootと入力したらログインできその後
  cd / リターンで ルートデレクトリィー移ってください

* CD-ROMとノートPCのマウントデレクトリィーを作ります
  mkdir hdd cdrom (わかりやすい名前にしてます 僕の場合は hd cd としています)

* CD?ROMドライブとハードディスクをマウントします
  mount -t iso9660 /dev/scd0 /cdrom           (CD-ROMの場合)
  mount -t msdos /dev/hda1 /hdd               (ハードディスクの場合)

* コピーします。
  windows95の場合 CD-ROMの win95と言うデレクトリィー(Windowsではフォルダーと言いますね)   をハードディスク上にコピーします。
    cp -r /cdrom/win95 /hdd/.
   win98の場合 cp -r /cdrom/win98 /hdd/.
    WinMEの場合 cp -r /cdrom/win9x /hdd/.

* コピーが済んだら確認のため内容をみてみます。
  ls -al /hdd/win95

これですべてコピーできていて、ファイルサイズもちゃんと出ていればコピー作業は終わりです。

後はもう一度Windowsのインストールディスクで立ち上げなおして
Cドライブに移った後 cd win95でデレクトリィー移動して setup.exeを実行してください
後はwindowsのインストールが始まります。

注!!!!!!!!!!
この方法はパーフェクトでは有りません。何故かと言うとうまくSCSIカードを認識しないものやコピー途中
SCSIカードがリセットされるものも有ります。細かい理由は調べてませんが(正確に言うとそこまでの気力が無い)
その場合 IDEの3.5インチコネクタ<?>2.5インチコネクタを変換するアダプターが有るので
それを使う場合も有ります。

ちなみにこの御紹介のPCMCIAのSCSIカード
http://www.khc.gr.jp/parts.htmlの中古ノート用外付けCD+PCMCIA SCSIカードとセットNEW 
のカードです!(おっ商売している!)

さあ次回のも考えんといかんね!!


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